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『秋バテ』に御用心!!

1つだけ赤いリンゴ Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 

『秋バテ』という言葉、ご存知でしょうか?

 

9月の4連休の終わりぐらいから「最近、なんだか心身の調子が悪い」と悩まれ、アスナサに来室される方が増えてこられました。

 

酷暑が過ぎ去り、少しずつ涼しくなって、格段に過ごしやすくなってきているのにも関わらず、疲れがとれない・やる気が出ない・落ち込む等の症状が出ている方は、もしかしたら『秋バテ』かもしれません。

 

今回は、『秋バテ』対策についてまとめてみました。

 

また、下記のまとめ/ご案内『自律訓練法』オンライン体験会の説明をしております。


#1

『秋バテ』の症状

秋に入って、特に理由もなく、以下の症状が生じていないかをチェックしてみましょう。

3個以上当てはまったら『秋バテ』の可能性があります。

 

パグが布団をかぶるFree-PhotosによるPixabayからの画像

 体の症状 

 ✔疲れが取れない、何となくだるい

 ✔寝た感じがしない

 ✔微熱、風邪をひきやすい

 ✔食欲がない、胃もたれ

 ✔頭痛、肩こり、腰痛

 ✔立ちくらみ、めまい

 ✔便秘、下痢

 ✔肌荒れ、顔色が悪い

 

 こころの症状 

 ✔仕事や家事に対し、やる気が出ない

 ✔ボーッとして、物忘れが多い

 ✔思考力が低下している

 ✔落ち込む、気分がすぐれない

 ✔訳もなく涙が出る


#2

『秋バテ』を引き起こすもの

様々な症状は、自律神経の働きの乱れによって生じていると考えられます。

 

自律神経は、手足などを動かす運動神経とは異なり、意識せずとも体の調子を整えてくれる、非常にありがたい神経です。たとえば、私たちの呼吸・消化・体温などを、自動的に調整してくれています。

 

自分では気付かないところで頑張ってくれている、この自律神経の働きが、秋に入り乱れる理由は2つあります。

 

ミントとライムジュース PangPohtoによるPixabayからの画像

 

 夏の間の身体の冷やしすぎ 

夏の間は1日中、冷房のきいた部屋で過ごしていなかったでしょうか?熱中症予防のために必要なことですが、長い間クーラーのきいた部屋にいることで、身体が冷えすぎている場合も。

 

また、冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎて、胃腸の機能が低下し、食欲がなくなる場合も。

 

このように夏の間に身体に冷えがたまると、体温調整をつかさどる自律神経が乱れます。「冷えは万病のもと」なのです。

 

落ち葉 Thanks for your Like • donations welcomeによるPixabayからの画像

 

 秋の気候 

 秋は、寒暖差がとても大きい季節です。朝夕は涼しいにも関わらず、昼間は夏と変わらない暑さの日もあります。この差に体がついていけなくなり、体がだるくなります。

 

また、秋は天気が変わりやすくなります。台風や秋雨などの低気圧の影響により、頭痛や倦怠感が生じやすくなります。逆に、晴天が続くことで乾燥しやすくなり、呼吸器系や肌に影響が出ることも。

 

更に、秋は食べ物が美味しくなる季節です。ステキな季節ですが、ついつい食べ過ぎてしまい、胃もたれや胸やけなど消化器系に負担をかけることも。

 

こうした秋特有の気候や問題に対応しようと、自律神経が頑張りすぎて、疲弊します。

 


#3

『秋バテ』かも?と思ったら

『秋バテ』を引き起こすもので説明したように、自律神経の乱れの改善をはかることが必要です。そのためには、原因となっている、身体の冷えの改善から取り組みましょう。

PexelsによるPixabayからの画像

 

 クーラーとのよい付き合い方 

昼間は冷房が必要な時間帯があるかもしれません。その時でも、身体の冷えすぎを防止するために、カーディガンなどをはおりましょう。また、寝る際は、長袖のパジャマや薄手の毛布の用意を。

 

 入浴 

夏はシャワーだけだった方も、お風呂につかりましょう。秋バテの改善には、湯船につかることが早道だと言われています。なお、自律神経を整えるには、寝る2時間ほど前に、少しぬるめのお湯につかりましょう。入浴剤を使うと、気分転換だけでなく、しっかりと身体をあたためることができます。

 

 食生活 

内臓の冷えの改善には「身体をあたためる」食材を。地中で育つ根菜類、特に今から旬をむかえる、にんじん・かぶ・山いも・じゃがいも・さつまいも等は、身体をあたためる作用があります。「疲れをやわらげる」食材である、ビタミンB1の含まれる豚肉・納豆等もお勧めです。ただし、食べ過ぎにはご用心!!

 

 運動 

身体が冷えると、全身の血行が悪くなります。マッサージやストレッチで血液のめぐりを良くするとよいでしょう。ウォーキングなどの有酸素運動を20分程度行うことも、自律神経の機能が回復する助けとなります。

 


#4

まとめ/ご案内

この季節に感じがちな『秋バテ』対策について、家庭でできることをご紹介しました。ただし、秋バテが長く続くときは、早目の受診をお勧めします。

 

なお、アスナサでは、2020年10月25日(日)午前10時から『自律訓練法』オンライン体験会(50分程度・無料・先着5名)を予定しております。『自律訓練法』は、身体に自己暗示をかけることで、心身のリラックスを目指す技法です。自律神経のバランスを整える方法としても有名です

 

持病(精神科疾患・心疾患・消化器疾患・糖尿病など)のある方は、主治医の先生に相談なさってからご参加ください。また、秋バテ等の症状がなくても、日常のリラクゼーション法として効果的ですので、お気軽にご参加ください。皆さんの健康の一助になると幸いです。

 

 お申し込みのご連絡を頂いた方には、アスナサより、詳しい内容をお知らせいたします。

(上記、申し込み終了いたしました)