出典:Furukawa TA, et al(2008)より作成
①神経過敏に感じましたか?
③そわそわ、おちつかなく感じましたか?
で、点数がついたあなたは、敏感になり落ち着かなくなっています。
これらは、外部に注意を向け、色々なことに即時対応しようと頑張っている人に出やすい症状です。
そんなあなたは、時間がある時に、体の緊張を抜いて、こころの頑張りすぎを減らしましょう。ストレッチや呼吸法やヨガなど、おススメです。
②絶望的だと感じましたか?
⑤何をするのも骨折りだと感じましたか?
で、点数がついたあなたは、現在希望が持てなかったり、心身共に疲れています。
これらは、心身の調子をあえて低く設定し、今以上の無理をしないよう脳がセーブをかけている人に出やすい症状です。
そんなあなたは、調子が上がらない時、まず、ありのままの自分を受け止めましょう。「他のみんなも頑張っているのに泣き言を言っちゃダメ」と考えなくてもよいのです。そして、できれば家族や仲間に今の自分の状態を伝えてみましょう。調子は良い時と悪い時の波があるのが普通です。お互いがお互いをカバーできることを目指しましょう。
④気分が沈み込んで、何が起こっても気が晴れないように感じましたか?
⑥自分は価値のない人間だと感じましたか?
で、点数がついたあなたは、自分は変われない、価値がないと思うようになっています。
これらは、ストレスが長く続いていたり、大きな問題に向かいあっている時に出やすい症状です。
そんなあなたは、自分の中のどうしようもない気持ちとは戦わず「あ~、今の自分はそう思っているんだな」と軽く受け止めます。そして今やるべき行動に目を向けましょう(目の前の業務に集中する・食べたり歩いたりなどの日常動作を丁寧に行うなど)。そして、周囲の人へは「こんな私で申し訳ない」と謝罪するのではなく、感謝の言葉を口に出していきましょう。
症状がある時には、特に睡眠と食事を、いつも以上に大事にしましょう。この2つを大事にすることで、脳の状態の悪化を防ぎ、病気を予防することができます。そして、いろいろな対処方法が取りやすくなります。
また、2週間症状が続き、こころの健康状態が落ちているときはSOS信号です。なるだけ早目に周囲に相談し、受診やセラピーを受ける等の手を打つことで道が開けます。